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Lex Gen1

strymon®

製品名:

Lex(第1世代)

概要:

ロータリー・スピーカー・エミュレーター

価格:

JAN:

4560347887390

※ 生産完了品

Born to Revolve.

リアルで迫力のある「3D ロータリーサウンド」

ドップラー効果を利用して、ウネるようなトレモロ/ビブラートを発生させたり、深く揺らめくようなサウンドをもたらすのがロータリースピーカーです。有名な物では、ハモンド・オルガン奏者が好んで使用した「レスリー(レズリー)スピーカー」を、ご存知の方は多いのではないでしょうか。

Lex Rotaryは、ロータリースピーカーがサウンドに及ぼすエッセンスをstrymonクオリティで再現しています。ドラム型のベース・ローター、トレブル・ホーン、チューブプリアンプ、マイクロフォン・セッティング、スタート&ストップ時の変化などなど……実際のロータリースピーカーで発生する複雑な干渉を研究し尽くした意欲作の登場です。

ライン入力(+4dB)にも対応していますので、ミキサーからのインサート等にもご使用いただけます。また、2012年5月製造版より、TRSステレオ入力にも対応しています。

2nd ファンクション・コントロール

Lexに搭載されたノブ・コントロールは、本体に記された通常のコントロール以外にも、ホーン部のマイキング位置を変更したり、回転数変更時の立ち上がりスピードの調整など、これまでの歴史上に存在したロータリー・スピーカーに限りなく近づけることが可能です。

アナログ・ドライ・ミックス

入力信号(ギター信号等)はAD変換されず、アナログのままディレイ信号とミックスされます。アナログ信号パスは、内部で昇圧されたアナログ専用電源を用いた高級HiFiレベルのミキサー回路を採用。原音が損なわれることはありません。

ステレオIN ステレオOUT

インプットは、本体内のジャンパー・スイッチによってモノラル/ステレオ(TRS)を切り替えることができます。アウトプットには、モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されています。ギター用のステレオ・エフェクターとしてはもちろん、+4dBの信号にも対応しておりますので、ミキサー卓のインサートに接続してラック型エフェクターと同様に使用することができます。

信号レベル調整機能

エフェクト時の出力レベルを+/- 6dB調整できます。

リアルタイム・リモート・ノブ・コントロール

5つのノブ・コントロールから1つにアサインして、エクスプレッション・ペダルを使ってリアルタイム・コントロールすることができます。

プリセットメモリー

別売フットスイッチを使用して、FAVORITEプリセット(お気に入り:1設定のみメモリー可能)とコントロールノブの設定との切替えが可能。

製品コンセプト

ロータリー・スピーカーを克明に再現

Lex rotary speaker concept

01:ロータリー・スピーカーとは?

ロータリー・スピーカーは、ドップラー効果を利用して、トレモロやコーラス、ビブラートなどのエフェクト効果を出すために作られた、アンプ内蔵のスピーカーユニットです。ハモンドなどの電子オルガンやエレキギターなどに使用されてきた特殊な回転式スピーカーで、レスリー(Leslie)スピーカーでご存知の方も多いのではないでしょうか。

ロータリー・スピーカーには、下図のように回転式の高域用ホーンと低域用ドラムが搭載されています。それらは2種類の回転速度を切り替えることができ、速い回転の「トレモロ」と遅い回転の「コーラル」が選択できるようになっていました。本来、このロータリー・スピーカーは、エレクトリック・オルガン用にデザインされていました。しかし、その特徴的なサウンドは、すぐに多くのギタリストを魅了する様になりました。

遅い回転の時には広がりと奥行がサウンドに加えられ、速い回転の時には混沌とした揺らめきを生み出します。ロータリー・スピーカーの内部では複雑な音の反射現象が起こり、そのサウンドを作り出しています。ビブラートやコーラスと言ったエフェクターを使用して簡単なロータリー風サウンドを擬似的に作り出すことはできます。しかし、本物のロータリー・スピーカーのサウンドには、ロータリー・スピーカーの内部で起こるアコースティック現象を充分に理解し、それを再現できる充分な処理能力を持つDSPが必要です。再現に必要な要素を下記に説明していきましょう。

Lex doppler concept 1
Lex doppler concept 2
Lex doppler concept 3

02:「ドップラー効果」を紐解く

  • wavelength:波長
  • Pitch of siren lower than ….:サイレンのピッチは本来より低くなる
  • Pitch of siren Higher than ….:サイレンのピッチは本来より高くなる

ロータリー・スピーカーの作り出す最も特徴的な効果は、「ドップラー効果」として知られている音程の揺らぎです。「ドップラー効果」は、消防車が遠ざかるにつれてサイレンの音程が少しずつ下がって聞こえるの現象としてお馴染みです。ロータリー・スピーカーでも回転するホーンが、リスナーから遠ざかる事によって同様の効果が生まれます。

キャビネット内で回転するホーンが発生するドップラー効果は、シンプルなビブラートやコーラスで生み出されるものより遥かに複雑です。回転するホーンから発せられた音は、まずキャビネットの内面で反射します。その反射音がドップラー効果を起こし、変化した後に別の壁に反射します。それらの音が反射を繰り返し重なり合います。人間の耳や集音マイクは、ホーンからの直接音と、反射音が複雑に絡み合った音を拾うことになるのです。

スピーカー内のホーンは、回転によって音の反射による増幅と周波数の変化を生み出します。ホーンからのダイレクト信号は大きく明るい音になり、離れるに従って暗くソフトな信号に変わります。

Lex drum rotor concept

03:低域のドラム・ローター

ロータリー・スピーカーに搭載されている低域用ドラムは、下向きに設置されたスピーカーに切り込みの入った回転式のシリンダーが取り付けられた構造になっています。クロスオーバー回路がスピーカーに低域だけが再生されるように周波数帯域を分割します。

音の出口となる切り込みの入ったシリンダーが回転すると、リスナーには音がトレモロのように上下しているように聞こえます。また、回転により切り込みの位置キャビネット背面側を向いた時には位相が変化しサウンドに影響を与えます。

低域周波数ローター:上から…低域用スピーカー、バッフルボード、サウンド

Lex microphone placement concept

04:マイキング方法の再現

モーターのスピード、ランピング(スピードの変化)、ブレーキング

図のように、ロータリー・スピーカーのマイキングで最も良く使用されるセッティングは、キャビネットの上のホーン用に2本、下のドラム用に1本マイクを設置する方法です。また、マイクとキャビネットの距離によって、集音されるサウンドは大きく変化します。

マイクをキャビネットに近付けると逆二乗の法則により音の揺れが明確になります。ホーンの回転が速い時には音が途切れ途切れに聞こえ、遅い時にはステレオの効果の大きい広がりあるサウンドになります。マイクをキャビネットから離すと音の揺れが均一化され、実際に部屋の中で聞いているような自然な音が集音できます。

速い回転(トレモロ)、遅い回転(コーラル)どちらでも、高域用ホーンは低域用ドラムのよりも少し速く回転しています。そのため、2つが均等に回転しているよりも複雑なサウンドが生まれます。また、低域用ドラムの方が高域用ホーンと比べて慣性の法則による影響が大きいため、スピードの変化に対する対応が遅くなります。そのためホーンの回転スピードを切り替えた後、低域用ドラムが正しいスピードで動作するまでに時間が掛かります。このスピードの変化が、このレズリーから生まれる「魔法」の効果なのです。

一部のロータリー・スピーカーには「ブレーキング」の機能があり、ユニットの回転を止める事ができます。ロータリー・スピーカーは、回転が止まると単なる2ウェイ・スピーカーとして音を再生し、ブレーキをリリースすると再びシステムは回転を始めます。

05:アンプ

オリジナルのロータリー・スピーカーには、スピーカーを鳴らすためにチューブ・アンプが本体に内蔵されていました。このアンプをオーバードライブさせると音にハーモニクスを加え、さらに回転した際のサウンドに奥行きを与えます。このサウンドがロータリー・スピーカーの代名詞でもある「唸り」サウンドを生み出すのです。

06:strymonのロータリー・アルゴリズム

唯一無二のサウンドを再現するためのアルゴリズムを作成する際、機械の構造や動作、説明のような複雑な音が生み出される過程を念入りに分析しました。

高域用ホーンは複雑かつ周期的な揺れを作り出し、低域用ドラムは呼吸音のような信号のパルスを作り出します。ブレーキの機能を搭載した2段階スピード切り替え式モーターが、ホーンとドラムの動作をコントロールします。本機では回転速度の切り替え時に、実物と同様に動作の軽いホーンに対するドラムの反応の遅れまでも忠実に再現しました。2段階の各回転のスピードは、Fast Rotor SpeedとSlow Rotor Speedのコントロールを使用してそれぞれ調節することが可能です。

Mic Distanceのコントロールを使用してマイクとキャビネットの距離を幅広く調節することができ、激しく渦巻くサウンドから穏やかにうねるサウンドまで様々なサウンドを作る事ができます。Preamp Driveのコントロールはシステムをオーバードライブさせ、音にハーモニクスを加えることができます。また、Horn Levelのコントロールを使用してアンプの音声と音量が一致するようホーンのレベルを単体で調整することもできます。これら全ての機能を、巨大なキャビネットに絨毯で覆う必要もなく、マイキングやメンテナンスを気にせずに楽しむ事ができるようになりました。

デモムービー

サンプルサウンド

Dramatic Stereo Sweep

サウンドクリップはバイパスで始まり、0:12からエフェクトがスタートします。クローズマイク(MIC DISTANCEが低い設定、マイクがスピーカーに近い設定です)に適度なドライブ(PREAMP DRIVE)を加え、ドライブを最大まで増加させています。「唸り」ステレオスイープに合わせて、スロー/ファーストともにそれぞれプリセットされています。

Mellow Revolver

FAST ROTOR SPEEDコントロールを9:00にセット、PREAMP DRIVEはクリーンに低めの設定。HORN LEVELも低めでスムーズなサウンドにしています。0:15でSLOW/FASTスイッチをスローに切り替えています。0:23でSLOW/FASTスイッチをファーストに切り替えています。

Clean Classic Rotary

バイパス → 0:05 からLex がONになります。MICポジションは遠目、PREのドライブも浅めです。ロータリースピーカーの独特のサウンドが聴いていただけます。

Rotating Drive

PREAMP DRIVEコントロールを中程度に設定してドライブ感を加えます。SLOW/FASTスイッチを切替えています。

Mellowing Effect

バイパス → 0:13から Lex がONになります。マイクポジションをだんだん遠ざけていきます。(MIC DISTANCEコントロールをエクスプレッション・ペダルでコントロールすれば可能)エフェクト効果がだんだんメローな感じに変わって行きます。

Swirly

バイパスで始ります。0:05でエフェクトオンになります。PREAMP DRIVE は12:00過ぎ辺り、HORN LEVELも12:00辺りです。

Braked

SLOW/FASTスイッチをホールドしてブレーキがかかった状態からスタートします。0:05でスイッチがリリースされスピーカーが回り始めます。0:14で再度ブレーキをかけます。デモ中に何度かこれを繰り返しています。

Playing with Speed

プレイに合わせてスピードのバリエーションを付けます。セカンダリー機能(隠し機能)のACCELARATION TIME(立ち上がり時間)を最速にFAST&SLOWの切替わり時間が最小になるように設定しています。SLOW/FASTスイッチをランダムに切り替えながらプレイしています。

Simple Progression

シンプルなコード展開で典型的なロータリーサウンドの使い方です。

主な機能

2nd ファンクション・コントロール

Lexに搭載されたノブ・コントロールは、本体に記された通常のコントロール以外にも、ホーン部のマイキング位置を変更したり、回転数変更時の立ち上がりスピードの調整など、これまでの歴史上に存在したロータリー・スピーカーに限りなく近づけることが可能です。

アナログ・ドライ・ミックス

入力信号(ギター信号等)はAD変換されず、アナログのままディレイ信号とミックスされます。アナログ信号パスは、内部で昇圧されたアナログ専用電源を用いた高級HiFiレベルのミキサー回路を採用。原音が損なわれることはありません。

ステレオIN ステレオOUT

インプットは、本体内のジャンパー・スイッチによってモノラル/ステレオ(TRS)を切り替えることができます。アウトプットには、モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されています。ギター用のステレオ・エフェクターとしてはもちろん、+4dBの信号にも対応しておりますので、ミキサー卓のインサートに接続してラック型エフェクターと同様に使用することができます。

信号レベル調整機能

エフェクト時の出力レベルを+/- 6dB調整できます。

リアルタイム・リモート・ノブ・コントロール

5つのノブ・コントロールから1つにアサインして、エクスプレッション・ペダルを使ってリアルタイム・コントロールすることができます。

プリセットメモリー

別売フットスイッチを使用して、FAVORITEプリセット(お気に入り:1設定のみメモリー可能)とコントロールノブの設定との切替えが可能。

コントロール

Lex front panel

FAST ROTOR SPEED

SLOW/FAST スイッチで、FASTモードへスイッチされた時のスピードを設定します。4Hzのゆっくりしたスピードから、8回転/秒の速さまで設定できます。

SLOW/FAST + BYPASS + FAST ROTOR SPEED

SLOW ROTOR SPEED:SLOWセッティングでの回転スピードを調整します。スピードは「0」(ブレーキ状態)から設定できますので、静止状態とFASTの設定も可能です。

MIC DISTANCE

ホーンとローターのマイキングの距離を調整します。近い設定は強烈でアグレッシブな効果が得られ、遠ざけるとアンビエンスの効いたメローな揺らぎが得られます。

SLOW/FAST + BYPASS + MIC DISTANCE

CAB DIRECTION:ホーン部のマイキング位置が変更できます。FRONTの設定では、スピーカーから発せられたサウンドが、キャビネットのスリット(音が抜ける窓)を抜けてからマイクに到達します。REARの設定は、キャビネット(ホーン側)が開いている部分でマイキングしたサウンドが得られます。REARがデフォルト・ポジションです。

HORN LEVEL

高域ホーンローターのボリュームを設定します。

SLOW/FAST + BYPASS + HORN LEVEL

ACCELERATION:FAST からSLOWまたは、SLOW からFASTへ切替えた時の立ち上がりスピードを設定します。それぞれのローターは異なるスピードで加速/減速を行ないます。低周波ローター(ドラム)は、本物のロータリー・スピーカーのように高域よりゆっくり動き出します。

PREAMP DRIVE

ロータリー・キャビネット内のチューブ・プリアンプと位相インバーター回路のドライブをコントロールします。時計回りで最大に近づくほど、オーバードライブしたサウンドが得られます。

SLOW/FAST + BYPASS + PREAMP DRIVE

LEVEL:エフェクト時の出力レベルを+/- 6dB調整できます。センターがユニティー・ゲイン設定です。

CAB FILTER

電源を入れる際に、MIC DISTANCEコントロールを使用用途の位置に設定することで、ギターアンプに接続する場合と、フルレンジ・スピーカーに接続する場合のキャビネット・フィルターが選択できます。キーボード、PAシステム、ライン・レコーディング等の用途では、フルレンジ・モード(FULL RANGE SPEAKER) の設定をお奨めします。

BI-AMP

電源を入れる際に、PREAMP DRIVEコントロールを使用用途の位置に設定することで、通常はステレオ出力となっているアウトプットを低域と高域に分けて出力(Bi-Amp)することが可能になります。BI-AMPモードでは、Left出力=ウーハー、Right出力=ホーンの信号が出力されます。

SLOW / FAST フットスイッチ

モーター・スピードを切り替えます。ホールドするとブレーキがかかり回転が止まります。

BYPASS

エフェクトのオン/オフを切り替えます。

Lex rear panel

INPUT

楽器レベルおよびライン・レベルの信号を入力することが出来ます。入力インピーダンスは、1MΩのハイ・インピーダンスです。また、本体内部のジャンパー・スイッチによって、モノラル入力/ステレオ入力(TRS)を切り替えることができます。

LEFT OUT / RIGHT OUT

モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されています。ギターアンプのINPUTやエフェクトループ、さらにはライン・レベルの信号にも対応します。出力インピーダンスは100Ωです。また、BI-AMP設定に変更することで、通常はステレオ出力となっているアウトプットを低域と高域に分けて出力(Bi-Amp)することが可能になります。BI-AMPモードでは、Left出力=ウーハー、Right出力=ホーンの信号が出力されます。

EXP

エクスプレッション・ペダル入力には、以下の外部ペダルが接続可能です。

  • エクスプレッション・ペダル:任意のコントロールをリアルタイム操作
  • TAP スイッチ:タップテンポの入力
  • FAVORITE スイッチ:お気に入りのセッティングの保存

内部ジャンパー・スイッチ

2012年5月以降に製造された製品(※フットスイッチを押した際に「カチッ」とクリック音がしない物)では、ステレオ入力が使用できるようになりました。INPUT端子には、TRSステレオ端子が採用されています。工場出荷時の設定ではモノラル入力として動作しますが、本体内部のジャンパー・スイッチを切替えることで、ステレオ入力に切り替えることができます。ジャンパー・スイッチは裏蓋を外した中にあります。ステレオで入力する場合には、TRS ステレオ入力用ケーブル(Y字ケーブル)を使用してください。

POWER

9VDC(センターマイナス)250mA以上の電源を使用してください。

製品仕様

インプット、アウトプット、スイッチ

  • 入力インピーダンス:1 Meg Ohm
  • 出力インピーダンス:100 Ohm
  • 最大入力レベル:+8 dBu

DSP、オーディオ

  • 24bit/96kHz A/D & D/A
  • S/N:110 dB
  • 周波数特性:20Hz~20kHz
  • SHARK DSP採用
  • DSPパフォーマンス:1596 Mega FLOPS
  • 32bit 浮遊演算方式

その他

  • バイパス:トゥルー・バイパス
  • 入力電圧:9VDC センターマイナス、250mA
  • サイズ・重量:102mm(幅)×117mm(縦)×67mm(高)※突起部含む / 450g
  • 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
  • Made in USA

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