
製品名:
OLIVERA
概要:
ビンテージ・オイル缶 エコー
価格:
オープンプライス
参考価格帯:
¥44,000
前後(税込)
JAN:
0852571008646
オーディオエフェクトがまだ未知の領域だった時代へと時計の針を戻し、本物のオイル缶エコーのヴィンテージで甘美な響きをご体感ください。 ダークでモジュレーションのかかったリピート音から、クラシックなスプリングリバーブタンクのサウンドに迫るサスティン感のあるテクスチャまで。Oliveraは、これらの風変わりなマシンの、機械的でありながらワイルドでオーガニックなキャラクターを捉えた初のペダルエミュレーションです。あらゆるサウンドにファンキーなインスピレーションを届けてくれます。
外部機器との接続によるコントロールが可能なTRS MIDI/Expジャック
フルMIDI対応。300のプリセット保存、リアルタイムのパラメータ制御が可能
TRSジャックを介したフルステレオ入出力
シームレスなTAPテンポ機能
DAW MIDI制御およびファームウェア更新のためのUSB-Cを装備
超低ノイズ、高性能 24 ビット 96kHz AD/DA コンバーター
32bit 浮動小数点プロセッシング
標準的S/N:116dB
9V DC 電源 センターマイナス、最小電流 250mA
Designed and built in the USA

最初のオイル缶エコーは1959年、Tel-Rey社によって開発されました。テープの代わりに、導電性オイルを充填した小さな回転缶を誘電体として用い、リピート音を実現しました。この斬新なアプローチは、テープマシンで聴く音とは全く異なるサウンドを生み出し、リスナーを瞬時に、バイブ漂う、よりダークで濁った世界へと誘います。
オリジナルデザインの膨大な変数からの忠実なエミュレーションは困難を極め、目指したリアリズムを実現するには、さらなる研究と全く新しいアルゴリズムが必要でした。Oliveraは、独特のリズムとディケイ特性を含んだダークなリピート音から、音の動きに合わせて変化し、モーフィングする非現実的で厚みのあるモジュレーションまで、オリジナルモデルの魂を捉えていると確信しています。オイル缶ディレイを再現できているディレイは他になく、ペダルエミュレーションでもOliveraに匹敵するものは存在しないと、我々は確信しています。

Oliveraは、これらのノスタルジックなサウンドを現代の機材に簡単に組み込める強力な機能を多数搭載しています。左右のステレオ入力を独立して処理できるディスクリート・ステレオ操作、シンプルなコントロールセットとエクスプレッション・ペダル、そしてマルチスイッチ機能。ペダルをオフにしてもリピート音を維持するディレイ・スピルオーバー。卓越したタッチ感度と理想的な周波数特性を実現するディスクリート・クラスA JFETステレオ入力プリアンプ。パッチ呼び出しと連続コントローラー・データのMIDIコントロール。プレミアムなコンポーネント、耐久性に優れた頑丈な構造、そしてファームウェアのアップデートやコンピューターからのペダル操作に便利なUSBジャック。Oliveraなら簡単にモダン仕様に適応します。

ビンテージオイル缶エコー機器は、回転する金属缶に静電気を帯電させる電気機械式ユニットです。オイルを潤滑剤として使用することで、缶の電荷を保持します。その結果生じる遅延信号は帯域が非常に制限され、濁った響きのエコーを生み出します。しかし、オイル缶エコーが持つ独特の雰囲気は、それだけではありません。
これらのユニットは録音ヘッドと通常は2つの再生ヘッドを備えていますが、消去ヘッドは備えていないのが一般的です。そのため、缶の回転時に電荷がいくらか残存します。それが、システムに2つの独自の特性をもたらします。
まず、再生ヘッドからのフィードバック(REGEN)がかかっていない場合でも、再生リピート音を生成します。静電気には独自の減衰時定数があるため、どのような設定でもエコーの「リピート」が常に発生します。
次に、エコーの再生リズムに不均一なリズムを生成します。最初のエコーは録音ヘッドから再生ヘッドまでの距離で発生しますが、その後のエコーは、消散した信号が戻ってくる際に、システムの回転速度で発生します。結果として生じる不均一な遅延リズムは、強い「リズム」要素がないにもかかわらず、独特の雰囲気を作り出す大きな要因となっています。
再生ヘッドからのフィードバック(REGEN)を追加したり、2つのヘッドの出力を組み合わせることで、エコーの雰囲気が増します。
オイル缶の回転速度を調整するように、Timeノブはリピートのディレイタイムを決定します。一部のビンテージ機では回転速度が固定されていましたが、本機ではこの回転速度を約200msから800msの範囲で調整できるようにし、さらにヘッド選択スイッチで調整することも可能にしています。
Short Head delay time:72ms – 290ms
Long Head delay time:155ms – 620ms
Disc Rotation, 200ms – 800ms (residual static repeats)
ビンテージのオイル缶エコーユニットには、録音ヘッドが1つと再生ヘッドが2つありました。録音ヘッドからの再生ヘッドの距離によってエコーの減衰時間が決まり、このスイッチで「Short」「Long」「Both」のいずれかを選択できます。
Short:録音ヘッドに最も近いヘッドが選択され、エコーは最短になります。
Long:録音ヘッドから最も遠いヘッドが選択され、エコーは最長になります。
Both:両方のヘッドが同時に有効になり、リピート音に不均一で複雑なタップ効果が得られます。
このコントロールはウェット信号とドライ信号のミックス比を決定します。ノブを約3時の位置へ回すと、ウェット信号とドライ信号が50/50の割合になります。
モジュレーションのスピードをコントロールします。
モジュレーションの強度をコントロールします。ノブを高く設定するほど、オーディオミックスにおけるモジュレーションの効果が顕著になります。
このコントロールは、ビンテージ機では「リバーブ」と呼ばれることが多かったもので、オイル缶エコーにフィードバックされるエコーのリピート量をコントロールします。ノブを高く設定すると、残響的で雰囲気のあるキャラクターが生まれ、オイル缶エコーのサウンド特性を特徴づける要素の一つになります。
注:フットスイッチを押しながらRegenerationノブを回すと、リピートのトーンが調整できます。ノブの12時位置は、リファレンスユニットからキャプチャした特性です。低い設定では暗く、高い設定ではリピート音が明るくなります。
Strymon MiniSwitch を使用すると、再生ノブを最大にしたときと同じように、連続リピートが有効になり、無限に進化するエコーが得られます。

サンプルセッティング

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Limitless Possibilities.
Oliveraは、完全なMIDIインプリメンテーションと300種類のプリセットを備えており、EXP/MIDIジャックまたはUSB接続を介してMIDIコントローラーやデジタルオーディオワークステーションからリモートコントロールが可能です。

Choose Your Bypass Mode.
Oliveraでは、ペダルがオフの状態で信号が加工されずにそのまま出力される、エレクトロメカニカルリレースイッチ式トゥルーバイパス(デフォルト)と、長いケーブルによる高域の損失を防ぎ、信号をそのまま維持するプレミアムバッファードバイパスのどちらかが選択できます。

Analog Touch.
ディスクリート設計のクラスA JEFT入力プリアンプは、究極のダイナミクスとフィーリングを実現する当社のノウハウを凝縮した秘密兵器の一つです。プリアンプ回路は、入力されたオーディオ信号を可能な限り理想的な方法で処理できるよう準備し、超低ノイズ動作とフラットな周波数特性を実現します。

Moving In Stereo.
Oliveraは完全なステレオ入出力機能を備え、入力されたステレオ信号を独立して処理するため、シグナルチェーン内の任意の場所、どこにでも配置できます。リアパネルの専用スイッチからは、モノラル入力/モノラル出力、モノラル入力/ステレオ出力、ステレオ入力/ステレオ出力の3種類の入出力ルーティングが選択できます。専用のTRSステレオ入力と出力により、パッチング接続も容易です(ステレオ入力と出力には、各ジャックにTRSケーブルが必要です)。

Power To The Pedal.
モバイルデバイスやノートパソコンが牽引する技術革新の成果であるARMプロセッサーを、現在多くの製品に採用しています。これらのデバイスは、これまで以上に多くの同時処理を実行できる一方で、消費電流は大幅に低減しています。これにより、ペダルボードの電源供給からの消費電流を抑えながら、よりパワフルな処理能力で、あらゆる音のニュアンスをエミュレートすることが可能になりました。

Switch Things Up A Bit.
Strymon MultiSwitch PlusをOliveraに接続することで、より幅広いコントロールと柔軟性が得られます。プリセットモードではお気に入りの3つのサウンドに瞬時にアクセスでき、カスタムモードではモジュレーションの切り替え、お気に入りのプリセットの呼び出し、無限リピート機能の有効化など、これらすべてをコンパクトなペダル1台で実現できます。

3ポジションのトグルスイッチで、異なるディレイタイムとパターンに合わせてアクティブな再生ヘッドを選択します。
long:録音ヘッドから離れた位置で、ディレイタイムが長くなります。
short:録音ヘッドに近く、ディレイタイムが短くなります。
both:両方のヘッドを有効にして、マルチタップエコーパターンを生成します。
ビンテージオイル缶エコーでは、オイル缶の回転速度を変化させることでディレイタイムを調整します。TIMEは仮想的な回転速度を調整します。ディレイタイムはHEADSの選択によっても決まります。
エコーリピートに適用されるモジュレーションの速度をコントロールします。
モジュレーションの深さを調整します。最小値ではモジュレーションはオフになります。
*注:オプションとして、Strymon MultiSwitch Plus または MiniSwitch を使用して、モジュレーション、無限リピートなどをリモートで切り替えることができます。
ドライ信号とウェット信号のバランスをコントロールします。最小でドライ信号100%、最大でウェット信号100%まで調整できます。DRY SIGNALがデフォルトのデジタルモードに設定されている場合、3時の位置にすると50/50のミックスになります。
選択したヘッドから入力へフィードバックされるディレイ信号量を調節します。最小値では、ヘッドフォンに残こる静電気の影響で多少エコーが残ります。最大値では、発振音とエンドレスリピート音が発生します。
エフェクトのオン/オフを切り替えます。
ペダル上部のレッドLEDが点灯している場合は、エフェクトがオンになっていることを示します。デフォルトではトゥルーバイパスが選択されていますが、Oliveraはオプションでバッファードバイパスへの設定変更も可能です。フットスイッチを押しながらREGENを回すと、ライブエディットのTONE機能が調整できます。フットスイッチを2秒間長押しするとSAVE/EXPRESSIONモードに入るか、エクスプレッションペダルのパラメータ割り当てを設定できます。
*注意:発信リピートは急速に大きくなる可能性があります。発信リピートを引き起こす可能性のある高いREGEN設定で短いエコー時間を使用することは避けてください。

ハイ・インピーダンス、超低ノイズ、ディスクリート・クラス A JFET プリアンプ(ステレオ)入力です。ステレオ入力信号にはTRSアダプターケーブルが必要です。
ロー・インピーダンス・ステレオTRS出力です。モノラル出力にはTS、ステレオ出力にはTRSを使用します。
Oliveraの機能を外部から制御するための多機能コミュニケーションジャックです。以下のいずれかのモードで動作するように設定できます。
・エクスプレッションペダルモード
・お気に入りモード
・Modモード
・Infiniteモード
・MIDIモード
オーディオ入力セレクター
mono:ギターなどのモノラル入力信号を使用します。出力はモノラルです。デフォルトはトゥルーバイパスです。
mono → stereo:モノラル入力信号を使用します。出力はステレオです。*バイパスモードはバッファードバイパスです。
stereo:ステレオ入力信号を使用します。OUTジャックにステレオケーブルを接続すると、出力はトゥルーステレオになります。*バイパスモードはバッファードバイパスです。
ノート:ステレオ信号の接続には、TRSアダプターまたはケーブルが必要です。
MIDI経由での制御、およびファームウェアのアップデートを実行するためのコンピューター接続ポートです。
9VDC、センターマイナス、最小250mA定格のアダプターを使用してください。
USBポートを備えた Strymon ペダルまたはEurorackモジュールの場合は、互換性のある電源からスペックに適合した電源を供給し、USB 経由でコンピュータに接続します。
Conduitの場合は、デバイスを USB経由でコンピュータに接続します。 USB 経由で接続した場合は、Conduitへ外部電源を接続しないでください。
BigSky、Mobius、および TimeLine の場合は、外部電源から電力を供給し、ペダルのMIDI IN&MIDI OUTポートを使用して Strymon Conduitなどの互換性のある MIDIインターフェイスでコンピューターに接続します。
これらのペダルの GLOBLS メニューで、MIDI THをON またはMERGEに設定します。
Strymon Update 2.0ソフトウェアは、接続されたデバイスを自動的に検出し、インストールされている現ファームウェアバージョンと、接続されているデバイスで使用可能な最新バージョンのファームウェアを表示します。
ソフトウェアの右上にあるボックス(※画像の「❶」)には、ソフトウェアに接続されている検出された互換性のある製品の数が表示されます。このボックスをクリックしてメニューを開き、Strymon Update 2.0 でアップデートを実行する製品を選択します。
これらのペダルは外部電源から必ず給電し、(USB 接続がないため)Strymon ConduitなどのMIDIインターフェイスでMIDI IN&MIDI OUTポート接続ます。これらのペダルの GLOBLSメニューで、ペダルがソフトウェアと通信できるように MIDI TH を ON または MERGEに設定します。
Conduitへの電源接続をすべて取り外し、USB-C ジャック経由で付属USB-Cケーブルでインターフェイスをコンピューターに接続します。
これらのペダルには、ペダルのシャーシ内にマイクロUSBポートがあり、底板を取り外すことでアクセスで、ペダルの左側にmicro-USBポートがあります。ペダルをコンピューターのUSBポートに接続するにはmicro-USBケーブルが必要です。
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Magneto(&StarLab)には、モジュールの背面、回路基板上にUSB-mini ポートがあります。付属のUSB-mini ケーブルでモジュールをコンピューターに接続し、アップデートしている間は、Magnetoに外部電源から供給が必要です。
Strymon Update アプリケーションを使用してデバイスを更新の際に問題が発生した場合、ソフトウェアにテキストが表示されたり、デバイスの動作が通常と異なる場合があります。
ファームウェアの更新には 2つの部分があります: USER および DSPファームウェアです。オリジナルの工場出荷時のファームウェアで駆動するMagnetoモジュールを接続すると、「インストールされたバージョン/ installed version」は「1.00」と表示されます。お使いのデバイスで更新が中断されたり、更新の一部しかインストールされていない場合、「インストールされたバージョン」に異なる表示が出ます。例えば、USERコードが更新されても、DSPコードがまだ元の工場出荷時のバージョンである場合、ファームウェアの2つの部分が同期していないことを示す「D114-U042」が表示されます。これが発生した場合:
ファームウェアの更新中に問題が発生した場合、ユニットの1つまたは複数のLED が白く点滅することがあります。これは、デバイスが「更新モード/ Update Mode」にあり、更新の実行を待機していることを示しています。 Strymon Updateソフトウェアは、このモードの間、デバイスを「strymon_recover」として認識します。デバイスを通常の機能に戻すには、以下の2つのオプションがあります。:
これらを実行しても問題が解決できないときは、suport_02@hotone.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
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